教育改革2020|英語?プログラミング?親が知っておくべき3つのこと

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こんにちは!主婦デザイナーのともです。

さて。新学期が始まりました!

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とも

小3になった次女が「英語の教科書」を持って帰ってきたよ!

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くまー

長女が小3の時は英語の教科書なんてなかったなー

そうなんです。現在小6の長女が小3の時は英語の授業自体が、年間1〜2回しかなかったし、教科書も5年生からだったので、たった3学年違うだけで随分と様子が違うなーと。

「英語教育が変わるよ!!!」と聞いてはいましたが、来年からの本格実施に向けて移項措置が進んでいるのを実感しています。

近頃テレビや新聞・雑誌などでもよく目にしますが、2020年から日本では英語だけでなく、あらゆる教育が大きく変わっていくんだそうですね。

子どもを持つ親にとっては気になるけれど、学校などで詳しく説明されるわけでもないのでちょっと不安。

「子どもたちの勉強、具体的に何がどう変わるの?」

 

「ウチの子、ちゃんとついていけるかな?」

 

「子どもに聞かれても教えられないよー!」

そもそも、わからないってのが不安なんですよね。

そんな訳で、『2020年・教育改革』を私なりに調べてみると、親なら絶対に知っておくべき3つのことが見えてきました。

これから教育はどう変わっていくのか、私たち大人はどんなふうに子どもを応援していけばいいのか、一緒に見ていきましょー!

2020年 教育改革とは…

これからの社会で活躍できる人材育成を目指して行う、大きく2つの改革』とな。ざっくりと、

  1. 大学入試が変わる。
  2. それに伴い小・中・高の学習指導要領が変わる。

ちなみに改訂スケジュールはこちら。

大学入学共通テストの導入

「大学入試センター試験」が廃止になり「大学入学共通テスト」が導入されます。

  • 既存のマークシート方式に加えて、一部記述式がプラスされる
  • 国語・数学:80〜120字の記述があるなど、知識だけでなく思考力、判断力、表現力も評価するものになります。
  • 英語はこれまでの「読む・書く」の2技能から 「読む・書く・聞く・話す」の4技能を評価するものになり、民間資格・検定試験(TOEIC・英検など)も評価対象とされます。

また、現在の「筆記やマークシート方式」に代わり、コンピューター端末を利用して受験する『CBT方式』の導入も検討されています。

導入が決定した場合、コンピュータで解答を入力するようになるので、PCでの入力作業に慣れておかなければ受験ができないことになり、画面を操作してモニター上の問題を読み、自分で考えたりメモをとったりするトレーニングが必要になってきます。

これ自体は、生まれた時からスマホやタブレットがあって遊びながら育った今の子ども達には難なくできそうですね。でも、緊張した場面でもスムーズに使いこなすために、日頃からタブレットを使った勉強やテストにも取組んでおくと良さそうです。

新学習指導要領による教育改革

大学入試の変更に伴って小・中・高の学習も大きく方向転換していきます。

新学習指導要領には、『思考力・判断力・表現力を育むことを重視する』とあり、具体的なキーワードは次の3つ。

  1. アクティブ・ラーニングの導入
  2. 5・6年生での『英語』の教科化
  3. 小学校でのプログラミング教育の必修化

これらを軸に大きな教育改革が予定されています。

2020年の教育改革では、具体的にどんなことが変わっていくのでしょうか。

事項から一つずつ具体的に見ていきましょう!

2020年 教育改革 詳細|親なら知っておくべき3つのこと

1)アクティブ・ラーニングの導入

まず、アクティブ・ラーニングとは…

主体的・対話的で深い学びのことを指します。

教員が一方的に講義をする従来の講義形式ではなく、児童・生徒の積極的な授業への参加を促す授業や学習法の総称のことをアクティブ・ラーニングと呼びます。

簡単に言うと従来の「受動的な授業・学習」とは真逆の「積極的・能動的な授業・学習」のことです。

つまり、「アクティブ・ラーニング」という教科があるのではなく、授業方法(というか授業への取り組みを促したり、本人が意欲的に取組むこと)なのですね。

具体的には、問題の解き方や考え方をグループごとに話し合ったり、それぞれが意見を出し合って対話や議論をしていく授業になります。

こうした授業だと、正解や解法は一つではなく幾通りにもなります。クラスメイトと意見を出し合い、学び合うスタイルですね。

「この方法だと一番早くできるよ!」とか「こっちなら時間はかかるけど手順が簡単で誰にでもわかりやすいね!」など、より多くの価値観や状況を発見・理解し、認め合えるようになるそうです。

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くまー

多様な社会を生きるのに大切なことだね。

2)5・6年生での「英語」教科化

現在、小学校5年生で行われている「外国語活動」という体験型学習を、小学3年生からスタート。

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とも

『学習開始年齢の前倒し』ってことですな。

小3・4 『外国語活動』がスタート
  • 教科ではないので、成績は付かない。
  • 具体的には、アルファベットを書いたり、身近な色や食べ物、動作などを言ってみたり、動物の鳴き声などを英語で体験してみたりという体験型学習。

2020年には年間35コマの英語活動が義務化。(移行措置として2018年からは年間15コマの英語活動が導入されている。)

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くまー

「英語が楽しい!」と感じて積極的になれるようにする準備期間なんだね。

小5・6 教科としての『英語』がスタート
  • 国語・算数などと同じように、英語が教科として時間割に加わる。
  • 週に3回ほど授業が組まれる予定で、当然ながら成績も付く。
  • 小学校卒業の時点で600〜700語程度の英語を身に着けることを目標としている。

2020年には小学5・6年生で年間70コマの英語の授業が義務化。(2018年からは年間50コマの授業に増やし、外国語の簡単な読み書きや会話を学ぶ授業が始まっている。)

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とも

現在中学校で学習している英語の内容を小学校のうちに学んでしまおうということなんだって!

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くまー

ほえー!

中学生の英語
  • より対話的な授業がオールイングリッシュで行われるようになる。
  • 「聞く」「読む」「書く」に加え「話す(対話)」「話す(発表)」能力を育てるため、ニュースの記事を読んで意見を発表したり、仲間の意見を聞く、などの授業が導入される。

このような英語教育の改革によって高校での学習内容も変化していき、大学入試をするころにはペラペラに…?マジか。という感じですが、とにかく文科省はそれを目指してやっていくと決めたわけです!

当然ながら、移行期にあたる子達は少し下の学年とは違うカリキュラムを経る事になりますが、社会に出れば同じ土俵で英語を求められる。

ですから、それなりの救済策は必要になると思います。学校での対応もあると思いますが、家庭でのフォローが重要になってきそうです。

3)小学校でのプログラミング教育の必修化

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とも

子どもたちが、いきなりコード書いたりプログラミングなんてできるの?

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くまー

そういうことじゃないみたいだよ

プログラミング言語や技術を学ぶのではなく、「プログラミング的思考を育むことを目的とした活動」をしていくそうです。

MEMO

「プログラミング的思考」とは…

物事には手順があり、どのような手順を踏むと、意図した結果に導けるのか、うまく問題解決できるのか、という「物事を論理的に考えていく力」のこと。

小学校でのプログラミング教育
  • 算数や理科、総合学習の時間など、すでにある教科の中で実践される。
  • 具体的にどの学年・教科・単元で行うか、どれくらいの時間数でプログラミングを扱うかは各学校に判断が任されている。そのため、まだハッキリしない部分も多い。

パソコンやタブレットなどのICT機器を使った授業も想定されていますが、ICT機器を使わないプログラミング教育というものもあります。

それは、プラグにつなげずにプログラミング的思考を育む「アンプラグド(unplugged)」と呼ばれるプログラミング教育です。

紙と鉛筆を使ったり、体を動かしたり、料理をつくったり、と「プログラミング的思考」を学ぶ方法は沢山あるので、どれを採用してやっていくか学校や先生によって様々になりそうです。(実際、国語や音楽や図工…言ってみればどの教科の中でも取り入れることは可能で、アクティビティやゲームなどの体験を通してプログラミング的思考を体感していくことが重要となる。)

プログラミング教育に関しては有識者からも賛否あるなか、まだまだ方向性が変わっていく可能性は大いにあります。

が、これからのまだ見えていない世界を生きて行くうえで「プログラミング的思考」は確実に必要になる力だと感じています。

「コンピュータとは何か」を理解し、それを使うと「何ができて」そのためには「どんな手順や指示が必要なのか」を考える。

それは、相手が人間であっても有効です。共に生活・作業していく人たちと情報を共有したり、主旨を理解してもらうためには何が必要なのかを自然と考えられる能力へとつながっていくと思うので、ぜひ身につけて欲しい力ですね。

家庭でフォローできることはある?

2020年 教育改革に向けて、家庭でフォローできることや気をつけたいことはあるのでしょうか?

我が家の事情や、効果的な学習方法を合わせてご紹介します!

我が家の「英語」事情

この改革を耳にした当時、我が家では英語教室に通わせていないので不安に思っていました。でも他に好きな習い事もあるし、なかなか時間が確保できないのでオンライン英語をやってみることに。

これが結構良かった!

講師がほぼ日本人ではないので、最初こそ怖がっていましたが、私も一緒に参加するようにして、歌を歌ったりゲームを楽しんでいるうちに慣れていきました。

先生の空きさえあれば、スマホやタブレットでどこでも自分の好きな場所で受けられるので続けやすかったのかもしれません。

始めてから1年半たった今では、毎朝の学校に行く前を英語の時間にしていて、朝からテンション高めの先生とひと遊びしていく感覚です。まだまだ『英語で会話する』というにはほど遠いですが、子どもにとって楽しい習慣になっているので地道に続けてみようと思っています。

英語力をUPするのはもちろんですが、やはり大事なのは「伝えようとする気持ち」と「伝えたいことを考えられるチカラ」のようです。

考えたことを臆することなく伝えるために、英語でのコミュニケーションに挑戦できる環境を整えてあげるのは、いい方法かもしれませんね!

我が家の「プログラミング」事情

近所のお友達で小さい頃からプログラミング教室に通っている子たちは、3・4年生ですでにRPGを作ったりしているそうです!すごい!

我が家の子ども達はまだ全然「未」の状態ですが、子ども向けプログラミング関係の入門でよくおすすめされている本やボードゲームを楽しんでいます。

これが意外と大人にも良い感じ。子どもと一緒になって家族で夢中になれるのでおすすめですよ!

ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング [ リンダ・リウカス ]

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最近では、家庭で取り組めるプログラミング教材や、気軽に参加できるイベント教室がたくさんあります。

お試しで行ってみたら、我が子の才能が目覚めちゃうかも?

いろいろ試してお子さんに合う教材や教室を探してみてはいかがでしょうか。



アウトプットを習慣化するのが◎

学校や習い事で学んできたことを、より定着させて自分のチカラにしていくために有効なのが「アウトプット」すること!

お子さんが進んでアウトプットしてくれる、簡単で素敵な言葉があるのです!

  • ママ、知らないから教えてくれる?

  • えー?そんなスゴイこと習ってきたの?教えて!

などなど、お子さんに聞くのがよろし。

思春期真っ只中じゃない限り「しょうがないなぁ」とか言いながら、イキイキと教えてくれます!

人に教えるには、伝わるように話す必要があり、深く理解していなければ説明できません。これを反復して続けることで、学んだことが本人のチカラとして定着するのです。

もちろん、その時間を作ることが大変なのですが。後から自分で教えるほうが何倍も時間が掛かってしまうので、世のママさんたち一緒に頑張りましょーね!

2020年 教育改革|ママの独り言(感想)

私の第一印象としては、プラス、プラスの要素が多くて時間数足りるの?って言うのが率直な感想です。

アクティブラーニングやプログラミング教育は既存の時間数に方法論として入ってくるものなので大丈夫なのかも知れませんが、暗記一辺倒を脱却しようという流れのなかで「英単語を600〜700語を覚える」というのはけっこうハードだと感じます。

英語が教科化する5・6年に習う漢字は合計366文字(5年/185文字。6年/181文字)画数が多く複雑なものが増えて来る時期。

英語の準備期間にあたる3・4年生は、今まで「生活科」だったものが「理科・社会」になり、国語や算数もグッと難しくなると感じています。

その時期に新たに英語の時間を作り出すというのは、相当に至難の業だということは簡単に想像できますね。

今まで読解力や論理的思考力を培ってきた国語の時間が削減されることで不足する部分を、新しい授業方法によって埋めていけるのか、そこは少し疑問が残ります。(ちなみに3・4年生に習う漢字は各200文字で、5・6年生よりも多い)

また、先生方がこれだけの大きな改革に沿って、新しい教育カリキュラムを編成し、授業を展開していくのは大変なことと思います。

「個々の興味や関心を生かして自主的な学習を促していく」ということはそれだけ細かな目で見ていく必要がありますし、より良い授業をするためには十分な準備することが重要です。

しかし、それがままならないほど既に多忙を極めているのが現状。ただでさえ長時間労働で問題になっているというのに、さらに年間35時間の純増…はっきり言って出口が見えません。

始まってみないことにはわかりませんが、先生方も子ども達も今より忙しくなることは避けられない気がしています。

そんな不安は感じるものの、ついに来年から本格スタート。

文科省や自治体では、このあたりのサポートにできる限り力を入れて欲しいと切に願います!

まとめ|2020年 教育改革を知っておこう!

2020年の教育改革についてご紹介してきました。いかがでしたか?

今の子どもたちは「IT」や「AI」の発達によって、めまぐるしい変化の時代を生きることになります。

今はまだ存在してない職種に就いたり、働き方や暮らし方もどんどん変わっていくのでしょうね。

そんな未来を生きるために必要になる力は今までとは変わってくるわけで、それに対応するのが2020年教育改革なんですね。

今回の記事のまとめです。

  • キーワードは「アクティブ・ラーニング」「小5から英語が教科化」「小学校でプログラミング始まる」の3つ

  • 具体的な内容は学校や先生に任されており、未知。

  • それに伴い、高校・大学受験にも変化がある。

  • グローバルなIT社会を生き抜くため、発想・独創性・論理的思考が求められる。

  • 授業時間が足りなさそうだけど、対応は未知。

  • 家庭でも「アウトプット」を心掛けると良い!

未知がいくつかあるものの、これからどんな能力を伸ばしていけばいいのか、どんな資質が必要になっていくのかが何となく見えてきました。

親は授業をするわけじゃないけれど、なんとなくでも分かっていると安心ですし、フォローのしようがあるってもんです。

個人的な意見としては…何でも先回りして教えておこうとは思いませんが、興味を持つことに早すぎるはないと思っています。(もちろん、子どもにとって有害なものはその類いではありません)

子どもって自分が興味を持ったら夢中で取り組むし、好きな事なら何も言わなくても努力したりしますよね。好きなもののために苦手なことも我慢したり!

何が刺さるかはわからないけれど、その「好き」があると強いな、と思うのです。

だから「こんな世界があるよ」とか「こういうの面白いね」をいつも子どもと共有しながら、興味のタネを蒔いていきたいですね。

家族での会話を通して、子どもが学んできたことを自然にアウトプットできる環境を意識していきたいと考えています。

それに!英語もプログラミングも、大人の私にとってもまだまだ勉強が必要なものばかり。子どもと一緒に学んで体験してもっとワンダフルな大人になっていきまーす!

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